【東海シングルフェスタ使用構築】神風ヘラクチート



皆サーーーン!オッハヨウゴジャイマース!九条カレンぽけと申すデーーーーース!!!



今回は東海シングルフェスタで使用した構築を紹介しようと思います。


並びはこちら


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<構築のコンセプト>


現在広く浸透しているS操作方法として、


1.電磁波などによる対面単体下降

2.トリックルームによる逆転

3.天候の力による補助(エース限定)


が挙げられると思います。


今回はこれ以外に、「追い風」という技の持つ、個体を問わずエースの素早さ補助をしつつ、トリックルームのように、補助無しの状態でS振りによるエースの単体性能を確保しようとした際のアンチシナジーが生まれない構築を組むことができるという点に着目し、この技を主軸に用いた構築を考え、東海シングルフェスタにて使用致しました。



ここからは詳細解説



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ヘラクロス(NN:クーフーリン)


特性:自信過剰→スキルリンク


実数値(メガ前)

167-194-95-x-115-126


ミサイル針/ロックブラスト/インファイト/地震


ORASで最も世話になった、いわば相棒です

。今回も自然と構築に入ってきました。

普段はインファイト→身代わりで耐久調整を施したものを好んで使っていたのですが、今回は後述するポケモンの補助から全抜きを狙う関係上、火力を優先しています。タネマシンガンがほしい場面は多いですが、主に対ガルドに対しての打点がないため選出を渋る状況を作りたくないために、その枠に地震を使っています。


調整に関しては、先人の追い風ヘラ使用者の方が居たので、H実数値はそこを参考にし、Aは全振り、残りをSに回しました。個人的にはAを削っても主要な確定数こそ変わらないものの、周りで削ってからヘラを出す前提であるために火力を優先した方がいいと考えてこの形になります。


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クチート(NN:アストルフォ)


特性:威嚇→力持ち


実数値(メガ前)

136-150-106-x-76-91


じゃれつく/叩き落とす/炎の牙/不意打ち



今回裏エースを決める段階で、普段通りの組み方で言えば特殊方面のメガ枠を据えたいと考えていましたが、なかなかしっくりくる相方がおらず、今度は特殊アタッカーという条件から「範囲が取れる高火力」という方向にシフトしていきました。その過程で候補に上がり、最終的に使ったのがクチートでした。


舞わないクチートの調整を探した結果、HAよりも某氏のSにも振っている型の方が追い風とのシナジーもあり良いと感じました。

その型では「じゃれつく」の枠が「アイアンヘッド」でしたが、じゃれつくを選択したのはボーマンダサザンドラなどを非常によく呼ぶ並びになってしまったため、展開後に後ろから出てきたこれらを確実に仕留めるためにじゃれつくに変更しました。


「炎の牙」は所謂便利技で、アローを見てもステロ撒くからと言いながら悠々と出てくるナットや、初手で対面したハッサムを、蜻蛉の上から仕留めることが出来る点などは優秀でした。身代わりやアイアンヘッドストーンエッジなどとの変更も考えましたが、最終的にこのまま臨みました。



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化身ボルトロス(NN:ヒロシぽけ)

@オボンの実

特性:悪戯心


実数値

184-x-132-146-101-131


10万ボルト/めざ氷/電磁波/悪巧み



呼ぶボーマンダファイアローを見つつ、電磁波によるS補助、および構築内での特殊方面の積みエース的な役割もお願いすることがあった、器用な子です。

構築内に草打点がないことからカバなどに好き勝手やられるのが嫌で、悪巧み→草結びにしたりもしていましたが、初手ゲンガー対面で悪巧みしたいと思う事も多く結局一般的な構成に落ち着きました。



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ガブリアス(NN:スカサハ)

@拘り鉢巻

特性:鮫肌


実数値

183-200-115-x106-154


逆鱗/ダブルチョップ/地震/ストーンエッジ


足を奪われたくないために、相性補完しつつ電磁波が入らないエースとして採用。基本的には先述したヘラクチートとこのガブリアスからどれか1体、ないし2体を必ず採用するようにしています。

鉢巻ガブリアスのテンプレ〜ということで申し訳程度にダブルチョップを仕込んでますが、ここは寝言か毒突きもアリかと思いました。



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ファイアロー(NN:アタランテ)

@タラプの実

特性:疾風の翼


実数値

183-101-91-x-115-170


ブレイブバード/鬼火/羽休め/追い風



この構築の鍵その1,挑発が入る枠に追い風を仕込んだHDアロー。

単体での詰め性能こそ落ちるものの、鬼羽で相手を削りつつ、裏の圏内まで入る、もしくは落とされる直前に追い風を吹かせて退場、後続のエースに繋ぎます。


もともとこの構築(追い風を使う)を作るキッカケとなったのが、ペラさんと食事をした際に彼が触れていたタラプアローが面白そうでさらに深く伺っていくと、追い風を仕込んでいた時期があったということで、調整を教えてもらい使用することにしました。

快く教えてくださったペラさんにはこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました!



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スイクン(NN:マルタ)

@ゴツゴツメット

特性:プレッシャー


実数値

207-x-183-110-136-105


熱湯/凍える風/毒々/追い風



この構築の鍵その2。

もともとクレセリアを使用していた枠をスイクンに変えたのは、後ろから出てくるアローへ強い駒にしたかったのと、起点系構築への弱さを感じ、カバルドンへ少しでも圧力をかける枠として初手に投げ、出し勝ちから熱湯火傷や凍える風によるS下降でジワジワ相手を削り、凍える風→上から追い風を撃って退場することができそうだという理由からです。


選出パターン

①ヘラorクチorガブから0〜1体

②ボルトorアローorスイクンから1〜2体

上記で3体に満たない場合、①からもう1体



基本的にはエースの①から1体、②の展開型のポケモンを初手と後続に1体ずつ、という形が多かったです。



当日の結果は結局勝ちきれず2-3でした。

技外しだ何だとあったのは事実ですが、素直に実力不足の所為だと認め、次世代に活かしていきたいです。


これが6世代最後のオフ参加となります。たくさんの人たちと知り合い、戦い、嬉しいも悔しいも沢山味わった期間でした。

7世代もポケモン続けると思うので、何卒よろしくお願いします。