「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」観てきました


どうもー、依田は芳人でしてー。

こと、九条カレンぽけです。
久々にこの名乗りしたな。


今回は、
デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」
を観てきた話をしようと思います。


前半はこの映画の簡単な紹介とか、
これから観に行く人向けのお話をしつつ、
後半でネタバレ込みの
よかったところ/惜しかったところを
綴っていこうかな、と。
1度見ただけでは、
考察というには浅すぎると思うので、
本当にただただ感想みたいなものだと思っていただければ。


それでは、語っていきましょう。


まずは、あらすじの確認ですね。



太一とアグモンたちが出会い、デジタルワールドを冒険した夏から十年以上が経過した2010年。
世界中の“選ばれし子どもたち”は徐々にその存在が認知され、現実世界にデジモンがいる風景も珍しくなくなっていた。
太一は大学生となり、ヤマトたちもそれぞれ歩むべき道を見定め、自身の進路を進み始めていた。
そんな中、世界中の“選ばれし子どもたち”の周囲で、ある事件が起こり始める。
太一たちの前に現れたデジモンを専門に研究する学者・メノアと井村は、”エオスモン”と呼ばれるデジモンが原因だと語り、助力を求めてくる。
事件解決に向けて、太一たち選ばれし子どもたちが再び集結。
しかし、エオスモンとの戦いの中でアグモンたちの“進化”に異変が起こる。その様子を見たメノアは、太一たちに衝撃の事実を語る。
選ばれし子どもが大人になった時、パートナーデジモンはその姿を消してしまう――。
エオスモンの脅威は、次第に太一の仲間たちにも及んでいく。
戦わなければ仲間を救えない、しかし無理な戦闘はパートナーとの別れを早めていく事に。
ずっと一緒にいると思っていた。
一番大切な存在と別れてでも戦うのか?
“選ばれし子ども”が大人になるということ――。
変えられぬ宿命を前に、太一とアグモンの”絆”が導き出す、自分たちだけの答えとは?


(公式サイトより引用)


書いてある通り、この作品は太一たちが少しだけ大人になった世界で、
彼らの成長した姿、心、そしてそんな中でも変わらないものと
太一たち自身が向き合っていく話になります。


そんなストーリーを追っていく中で、
何故、僕がブログ記事書いてまで他人に観てきてほしいかと言うと、
過去に「デジモンアドベンチャー」を履修してきた今の大人たちに対して、
この作品は涙腺を一方的に鈍器で殴り続けてきます。


ハッキリ言って自分は極端な例ですが、
上映開始して最初に音楽流れた時点で泣きましたし、
所々にちりばめられた「ファンが喜ぶポイント」を見つける度、
もう感涙が止まらなかったです・・・


ここまでとは言わないですが、
同じような時代を生きてきた方々にはきっと
刺さるところが多い筈・・・!
所謂「エモい」の嵐を全身で感じてきてほしいです。


と、同時に。
登場人物の成長した姿が観れたのは
素直に嬉しかったですよね。


これに関してはうろ覚えで申し訳ないですが、
たしか「02」の最後のあたりで
大人になった彼らの姿が出てた気がしますが、
多分、あのシーンの少し前のエピソードとして
この映画が存在するんだろうな~、なんて思いながら
この作品を見ることが出来ました。
可能ならもう一度「02」のそこを見直してから
劇場に足を運んでみると面白いかもしれません。


そして、最後に!
この作品は、紛れもなく
「大人になったデジモンアドベンチャー好きのぼくらへ」
向けて作られた作品です。
デジモン20周年のタイミングでそんなもん用意されたら
そりゃ消費者として、オタクとして、
味わってこなければ勿体ない!
実際内容に関しての良し悪しを抜きにして、
通ってきた人たちには観てくるだけの価値はあると思いました。


そんな「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」、
公開劇場は限られてはいますが、
是非、観てくることをお勧めします。


さて、ここからは、
ネタバレに全く配慮をしない状態で
この作品の良かった点/惜しかった点を
つらつら書いていこうかと思います。
未視聴でネタバレ気にする方は
ここでブラウザバックお願いします。









~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~




さて、じゃあ書いていきましょう。
繰り返しになりますが、1回観ただけなので
視点が足りてなかったりする点に関してはご容赦を。
まずは良かった点から。


-良かった点-


デジヴァイスの現代化
これは素直に面白い切り口だな、と思いました。
当時って、携帯型電子機器だけでも
ある程度「すごい!」というか特別感あったじゃないですか。
もちろん子供目線だったことも含めて。
それが、デジヴァイスの代わりにスマホを利用して進化する・・・
これだけでキャラクターの見た目以上に
「あぁ、時間が流れたんだな」というのを視聴者に感じさせることができたと思います。
実際はこれってエオスモンが選ばれし子供を集める際に
ネットを介して出現するため携帯しているネット接続機器が必要という意味での
伏線付けにも多少なってたんでしょうけど
(描写はされてないが光子郎が選ばれし子供リストを管理してる点から、
ある程度流通していた可能性はある。試作品とも言ってたので何ともだが)、
まぁ現代ならスマホないしケータイってある程度皆持ってる中で、
わざわざそういうところに変化を加えなくても話が成立しそうな部分を
敢えて弄ってきたことにより視聴者をよりエモの波に飲ませる・・・
とてもいいと思いました。


・とにかくメッセージ性が高かった。
純粋に面白かったですが、それ以上に視聴者に「こう伝えたい」というのがよく分かりました。
この作品を通して言いたかったのは、
「時間と共に自分たちは大人になり、色々な選択を迫られ、苦しい思いをしなきゃいけないときもある。でも、そんな中でもやっていかなきゃいけない。前に進まなきゃいけないんだ」
ということだと僕は思いました。
デジモンたちはいわば「子供であることの象徴」みたいな存在であり、
大人になればなるほど、別れに向かっていく。
これはメノアも言っていた通り、絶対的な真理であり変わらないものです。
分かりやすく例えるなら「生き物と死の関係」に近いですかね。
死に向かって進んでく生き物たちが「死にたくない」とどれだけ願おうと、
不老不死なんてなれやしないわけで。
選ばれし子供たちとデジモンも、必ず別れなきゃいけない訳です。


でも、作中でパートナーデジモンたちは皆、
何度も何度も「ずっと一緒だよ」と言ってましたよね?
これって文言通りに受け取れば
「別れることになったじゃないか」って思うんですけど、
そうじゃなくて、ここもきっとメッセージの一つで。
「大人になることは止められなくて、子供のままでいることはできないけど、
それでも自分たちの中(見えないところ)に『子供の自分』がずっと存在していいんだよ」
ということを伝えたかったんだろうなぁ、と。
胸に刺さる話ですよ。子供みたいな生活してる自分からすると。
社会的にはやっぱり25歳以上って、
「大人になって、しっかりしなきゃいけない」みたいな時期だと思うんですけど、
そんな風潮を否定するわけじゃない。人生を歩んでいく上では従わなくちゃ。
でも少年の心はずっと捨てなくていいんだよ。
この作品がそうやって自分を肯定してくれてる気がして、
ホントもうガチで泣いてました。一リットルくらい泣いたわ。


・井村さん・・・!!!!
メノアの助手兼ミスリード役兼FBIな彼。
そんな彼のある台詞が最高にアツかった・・・!
最終決戦に向かう太一とヤマトの前に現れた井村さんは、
彼ら二人を「少年」といって送り出しましたよね。
通常であれば大学生~社会人のあたりの人に対して使うのは
「青年」だと思うんですよ。
そこを彼は、敢えて、「少年」と言ったんですよ?
マジであそこは聞いた瞬間に号泣してました。
物語の中では自分たちが自分たちの力で
強大な敵に立ち向かわなければならなかったわけだし、
思えばデジタルワールドに飛ばされたときから、
彼らはそうやって(仲間とは協力してたけど)戦ってきた中で、
こうやって正しく背中を押してくれる存在が現れたのも
新鮮かついい味出してましたね。
井村さんもあんなんで実はアツイ少年の心持ってんだよきっと。


・空の立ち位置
彼女は初代のメンバーの中でもまた特殊で、
「進化・戦闘させない」という強い意思を持っていましたが、
それはきっとピヨモンとの別れを(本能的に)察知していたのかな、と。
公式紹介文では
「普通の日常を過ごすことを大切に思っている」とありますが、
それはきっと彼女があのメンバーの中で誰よりも早く
ピヨモンとの関係の終わりを察知していたからだと思います。


彼女は華道の家元である母親の跡を継ぐという明確な将来があります。
その点に限れば丈、ミミ、光子郎も職のビジョンがありますが、
ミミや光子郎は仕事にまだまだ無限の可能性があり、
丈も経験が浅いということからまだ自信が成長していく日々に充実感がありそう。
しかし、空に関しては、
「華道の家元である母」という明確なゴールが目の前に存在していて、
「可能性」ということで言えばほぼ終わりが見えているわけで。
作中で語られていた条件と照らし合わせると、
確かに空が一番最初に終わりを迎えるのは想像に難くないです。


太一とヤマトはまだ可能性こそ広げられるものの、
広げる手が止まっていたことと、
戦闘での進化に積極的だったのでカウントダウンが始まった感じですかね。
ガンガン残り時間を削っていく彼らの戦闘中には
既にピヨモンと別れた描写が入っていたので、
緩やかに進行させていたはずの空は本当にだいぶ前から
カウントダウンが始まっていたと考えると悲しいですね・・・



そのほかにも、ファンが唸るような進化ムービーや楽曲採用など、
細かいことも挙げてたらキリがないくらいですね。
二回目以降観たらまた発見があると思うと怖いな・・・

  • 惜しかった点-


・ウォーグレイモン/メタルガルルモンが出ない


僕の青春だぞ!!!!!!!!!(泣)
正直戦闘構成からして、1回目のエオスモンとの戦闘時は
オメガモンではなくてこの2体で良かったと思うんですよね。
出し惜しみは無しだ!じゃねえよって内心泣いてました。



・技名コールが無い
02勢でちょいちょい入ったくらいでしたね。
メガフレイム!とかいいながら技撃ってほしかった・・・
逆になんで後半の02勢はちょいちょい言ってたのか気になっちゃいましたね。


・オメガモンの殲滅シーン


エオスモンの群れを殲滅してるシーン。
頑なにガルルキャノンでプチプチ潰してたんですけど、
あそこは高速飛行しながらグレイソードで切って回るカットにした方が迫力ありましたね。
もしかしたら「エオスモンの鱗粉で近接戦が~」とかいう理由から
その戦法が取れなかったのかもしれませんが、
その割にはグレイソードで切る場面もあった気がするし、
無理だったにしろもうちょっと工夫してたらあの微妙なテンポ感が消えてたかもしれません。
話はそれますが、このシーン観てて
「ビルドファイターズ地上波アニメなのに頑張ってたんだなぁ」と思いました。


・最後の別れ方
これはメッセージ性を強くしようとし過ぎた弊害というか、
仕方ないと言えば仕方ない気もしますが、
例えば、クライマックスとしてのシーンの美しさだけで言うなら、
アグモンはかき氷を買って来たら消えていたとか、
ガブモンはヤマトの演奏が終わったら消えていた、のほうが高いと思うんですよ。
それでいてなお「明日はなにする?」というセリフを最後に別れたのは、
このストーリーに込められた(上述の)メッセージを伝えたい、という想いから、
「明日(未来)を太一(とヤマト)が決めて進んでいく」という結末で締めるため。
僕はそう感じました。
ただまぁそれ以前で充分伝わるから蛇足だとも思うなっていう主観ですね。
個人差とか考えたらああして伝わりやすくするのを否定できないので、
仕方ないと思います。



あとはメノアがなんでオーロラから急に
人工デジモンに命を吹き込む方法を得たのかとか、
なぜ無名の頃からFBIはメノアをマークしてたのかとか、
その辺の説明不足感があった気がしますが、
まぁ尺の関係とか、話の重点が逸れるとか、
その辺の事情があって膨らませ過ぎたらまずいのかなーと
自己完結してました。




と、ここまで色々書きましたが、
トータルで見たらやっぱりとてもいい作品だと思います。
1度と言わず2度、3度見に行こうな。


という訳で!
ここまで読んで頂きありがとうございました!

分かる人にだけ、分かればいいのです


先日、
「最終戦がすべてだし言語化はできない」と言いましたけど
少し日が空いて落ち着いてきたら
「逆に形にして残さねばならないのでは」と思うようになったので
つらつらと書いていきます。


日曜日、一つの節目が訪れた。

今月頭くらいには分かっていたことだし、
だからこそ、今までで一番気持ちが入った大会だった。

思えば、
俺は彼と初めて出会った時のことを、正直全然覚えてない。
ファミーズに居たな、くらいの感覚だったと思う。

だから、ここまで仲良くなったのはチーム発足前、
年始の初・夢大陸ポケカ会の後だったと思う。
いや、正式にはそのちょっと前、
俺と彼、それにスナさんとすずきたで飲み会をした時が大きなきっかけだろうか。

その頃は、別に彼個人と特別仲良かったわけではなく、
寧ろ、スナさんとセットで行動しているイメージがあった。
勿論、それは彼らが、俺と出会う前から交流があったことが原因だと思うし、
それが悪いことだとは全く思ってないけれども。

で、先述した夢大陸ポケカ会以降、
集まる機会が多くなり、
今のように毎週末に1、2日共に過ごすようになって。
チーム縁が発足した際の創設メンバーとして、
「ただの友達の一人」から
次第に「仲間」みたいなものに変わっていって。

で、CL千葉のあたりで
彼だけチーム内で当選して行ってきて、
そこそこの成績を残して帰ってきて、
正直その頃の彼は、尊敬する人に対する感情が
尊敬というより崇拝じゃね?くらいに傍から見てて思えたから
今後、大丈夫なんかな・・・と思ってた部分があったりした。

でも、完全に杞憂だったね。
その後の彼はモチベーションの起伏があったりしたけれど、
いつの間にか崇拝のようにさえ感じた尊敬が、
何か自信のようなものにでも変わったのか、
その変化の理由こそわからないんだけど、
とにかく、主体性が出てきてめちゃくちゃ頼りになる存在になった。
気付いてるのかわからんけど、
多分、それくらいから身の回りで
構築のこととかで頼りだす人が増えてきたと思う。

その後、彼が唯一気にしていた(?)
マサラタウンカップでの実績という面で、
優勝という、これ以上ない成績を収めて、
めちゃくちゃ嬉しいと同時に、少し悔しかったのを覚えてる。
俺は準優勝以降、成績が落ち込んでいったし。

そうして、主に俺とスナさんあたりから
心配されてる対象だった彼が、
いつしかチーム内でもかなり頼りにされる存在になって。
多分この半年で一番「伸びた(という表現は適切ではないが)」存在だと思う。
上からっぽくて嫌な聞こえ方みたいだけど、
近いニュアンスで適切な言葉が見つからないので、
良くなった的な感じとでもとらえておいてほしい。


で。
チーム内で頼りになる存在になった彼だけど、
半エンジョイ勢みたいな集まりと化したこのチームは、
だいたい常に複数人で行動することが多い中、
彼は割と一人になりたがる時間が多いように感じた。
そんな時にたまたま一人でフラフラしてた俺が遭遇してた気がする。

だから、多分俺個人としては
チーム内で最も1対1で話した時間が長い相手なんだよね。

JCSの夜もそうだし、
今回のマサラの前もそうだし、
構築のこととか、環境のこととか、
たまには誰かの悪口みたいなことも言ったりしたけど。
今の構築だって、俺が作ったものが
そういう時間を経て、彼の手が加えられて、
いわば二人で組んだみたいなものになったわけで。


だからこそ、

だからこそ。

俺はこの構築で、もしかしたら最後になるかもしれないチーム戦を、
彼が俺らと一緒に居た一つの証として結果で残すために、
勝ちたかった。

あの日の俺が、
周りから見たらどういう風に見えていたのかわからない。
スナさんはその日の夜に心配したのか
「重圧を背負わせてごめん」って連絡してきたけど、
違うんだよ。
俺は重圧とか、チームのためとか、
そういうものを背負ってやっていたと言ったら格好はいいかもしれんけど、
単純に、彼と勝って、
最高のチームだったねって言って、
こんなにいいチームでもう共闘できないなんて勿体ないよねって、
そう思わせたかった。
また帰ってきたくなるよな、って
そう思わせたかった。

俺は初めて実家に帰るって話を聞いた時、
「まぁ事情はあるし仕方ないよな」って思ってて。
だけど実際、タイムリミットが迫ってくるにつれて
「帰ってほしくない」という気持ちも出てきて。
でもそれは我儘なことだから俺らは見送るしかない訳で。

だったら「帰ってきたくなるような場所」にして
色々解決したらまた来てくれるように願おうって
そういう結論に達した。


だから、あの日の俺は極端な話、
彼とお別れしたくない俺のために戦った。
結果的に、俺の力が足りなかった。
それだけの事なんです。
ほかのチームメイトも、デッキも、
勿論俺が負けた対戦相手も、
何も悪くない。
ただただ、弱い俺が悪かった。
そういう悔しさと、終わってしまった悲しさ、
そういったものがあの涙に繋がったと思ってます。


今の時代は便利なもんで、
遠く離れてたって毎日連絡が気軽にとれるし、
世間のポケカチームってこんなに近い距離で
活動出来てた方が珍しいかもしれません。

でも、一度こうして出会ってしまって、
「縁」が繋がってしまった以上、
物理的にだけだとは言え、その距離が遠のいてしまうのは
本当に寂しいです。

きっと、これからも
お互いにポケカを続けていれば会えるだろうと信じていますが、
今までと大きく環境が変わったら
続けていられなくなる可能性だって大いにあります。
僕は、少しでもその可能性を減らしたかった。
縁を切らないでいられるように、
口で言うのは容易いから、実現ができるように、
自分の出せる力を総動員して戦いました。

終戦
自分ではそこまで不利とは思わないマッチアップなのに、
スタートから思うように動けない、
どんどん悪くなる盤面、
既に決していた試合結果から、負けられない状況下で
ゲームにすらならないまま敗北していったとき、
普段なら「事故ったから」とか「こういうときもある」とか
何かしらの理由を付けていたと思いますが、
あの時ばかりは、そんな軽い言葉で済ませられなかった。
今思えば、対面のササキさんを始め、
周りの人たちの目には
酷い姿に映っていたんだろうなぁと思います。


もう出てしまった結果は覆らないし、
大会を通して彼らと戦えたこと、一緒に勝ちを目指したことは
一生記憶に残ると思います。
あんなに感情が乗ったポケカは後にも先にも出来ない気がします。


残されたわずかな時間を
大事なものへと変えられるように、
精一杯、楽しくやっていこうと思います。


俺はこのチームが大好きだ。

いい歳した「大人」が全力で「子供」になって遊ぶ話

皆さんこんにちは。依田は芳人です。

今回の記事ではポケモンポケカ、風俗なんかとは全く関係のない、
「全力で遊ぶ」ことについてのお話になります。


GWも終焉を迎え、また憂鬱な日常に引き戻されるであろう人が多いかと思いますが、
皆さんはどのようにして過ごしたでしょうか?

僕はと言えば、ポケカのシティリーグに出たり、東京で友達と遊んだり、
マサラタウンカップに出たりと、9連休をほぼ自宅の外で過ごすという
超絶エンジョイしていた気がします。まるでリア充ですね。


さて、そんな僕ですが、もうGWも終わる最終盤で、
普段よくつるんでいる「チーム縁」のメンバーと夢大陸ポケカ会の面々に対し、とある提案をします。


「ザリガニ釣りしようぜ」


30代を目前に控えたオタクが何言ってんだって感じですが、
ポケカという共通趣味を通して知り合い、世代もバラバラな僕らの中には、
(これは主観ですが)意外に「ザリガニ釣り」をしたことがないという人が多かったのです。


完全に小学生ぐらいで一度は全男子が通る道だと思っていたので、
適当なノリで提案したそれに皆が興味を示した瞬間に、
「これはザリガニ釣りやるっきゃねえ!w」
と、やる気満々で翌日開催の計画を立てました。


雨で流れました。


というわけでそのまた翌日の日曜(僕はGW最終日)、みんなで夢大陸に集合し、
ザリガニを釣りに行きます。

メンバーは縁から僕、御影、ハロさんと、その奥さんと子供、さらに涼くんといった形に。
参加希望者は多かったのですが、予定の都合が合いませんでした。


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天気は快晴。
いつも迎えてくれる夢大陸が、今日は見送る側になっています。


さて、肝心の釣りポイントですが、僕は完全に幼少期の感覚が残っていたので、
「ザリガニなんて夢大陸の横の川で釣れるやろwwww」と、特に下調べもせずに
夢大陸を集合地点にしてそのままそこで釣ろうとしていました。

しかし、いざ小川を訪れてみるとめっちゃ浅い。
ザリガニの姿どころか、小魚がちらほら泳いでる程度で、とても楽しめそうにはありません。
ぼくたちは泣く泣く、まだ見ぬザリガニポイントを探すところから始めることにしました。


・・・と、その前に。まずは手始めにダイソーで装備を整えます。
ザリガニ釣りは戦争ですからね。しっかりと装備を整えないと勝利を得ることができません。
ダイソーでわいのわいのしながら僕らが手にした装備は

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・バケツ×2
・網
・釣り竿×3
よっちゃんイカ
・焼きするめ
・燻製イカ
・タコ糸

・・・これだけの装備をたった1000円でそろえられるダイソー、神過ぎるのでは?
ザリガニ釣りって餌とタコ糸とバケツありゃ出来ちゃうイメージだったんですけど、いろいろ置いてあるのを見るとつい買っちゃうのがオタクの悪い癖ですね。ある意味大人の成せる技でもあるのかな?
今日は子供になりきる日なので、大人の時間はここまでです。
装備を抱えて、意気揚々と徒歩で釣りポイントを探しに行きました。




もうまじで青春の一言。
川に投げたイカが上手く沈まなくてギャーギャー言ったり、
農家のそばを通って農作業をしてる方々に「ザリガニどこにいますか?!」って聞いたり、
本当に小学生時代が帰ってきたかのようなひとときでした。


そう言いながら歩き疲れて車で移動することにしたので、やっぱり僕らはもうおじさんですね


そして、農家の方々から「あそこならいるかも」と教えていただいた「めがね池」にたどり着きます。

涼くんが罠仕掛けてる間に縁の3人は釣りを始めました。

オタクは暇さえあれば竿握っちゃうよね。仕方ないよね。


さて、そんなこんなで池に網入れたり釣り糸たらしたり罠仕掛けたりしましたが、
釣果は網で取れたエビとちっさい子魚のみ・・・
ザリガニの姿形も確認できず、「本当にいるのか・・・?」と疑心暗鬼になっていたところ、
ほかで来ていた親子が帰り際にザリガニを二匹くれました。


「おるやんけ!!!!!」

社会の荒波にもまれ、諦めることを自然と覚えてしまっていた僕らの胸に、
また僅かながら炎が灯ります。


用事で離脱したハロさん一家を除いた3人で、糸を垂らしたり網を入れたりを繰り返しますが、
一向にその姿は見えず。

「ちびっこ達に出来て、俺達にはできないのか・・・」

そんな悲しい空気を出しながら雑談をしつつ、
放置していた御影くんの竿を引き上げようとすると、

「おい!かかってる!かかってる!」

興奮した御影くんの声が池に響き渡ります。
近くにいた涼くんが網を持ってヘルプに行き、少し離れたところに居た僕も駆け足で御影くんのもとへと向かいましたが、既にザリガニは逃げてしまったあとでした。

そこは池の端の小川のような地点で、どうやら草陰に潜んでいる様子。
かなり大きかったと興奮しながら話す御影くんと涼くんに対し、姿を見れていない僕。
この疎外感はそのままにしてはおけないということで、全員でその周辺に集中して仕掛けを落とします。

川の中の様子はよく見えず、かろうじて餌の姿が視認できるかどうかといった具合なのですが、
いくつか餌を放っておくと、その餌が水中で揺れているのがわかります。
流れのない小川なので、揺れている=食いついているということになるため、僕たちは餌の様子をじっと見守り、その餌が揺れ始めたらゆっくりと手繰り寄せながら網でザリガニを掬うという戦法をとることにしました。


餌を落とす度にザリガニは食いついていて、餌が揺れます。しかし、彼奴等はよく目立つ前の2本のハサミではなく、もっと小さく何本もある手でイカを食らうため、ガッチリと餌に食らいつくことがなく、直ぐに逃げてしまいます。
逃げられては餌を入れ、逃げられては餌を入れを繰り返し時間が過ぎた後、遂に待望の瞬間が訪れます。


遂に!!!!!!!!!自分たちの力でザリガニを釣り上げました!!!!!!!!!!!!!!!!!!


・・・いやちっっっさ!!!!!!!!!!!
俺らが想定していたアメリカザリガニと比べるとめちゃくちゃ小ぶりですが、釣果は釣果。
無事ザリガニを釣り上げることができました。


その後も大物をしばらく粘りましたが、結局逃げ切られタイムアップ。
次回のリベンジを誓い、めがね池を後にしました。


・・・と、ここまでは日記みたいな感じなんですけど、
大人になって体裁や空気を気にして、大人の遊びばかりするようになって、
それはそれで楽しいんですけど、たま~に蘇ってくるあの懐かしい感覚あるじゃないですか。
小学校の頃の夏休みをふと思い出したりとか。
ああいうのって大抵思い出す段階で終わって、消化した気になってしまうから、
所謂「エモい」という心象が残っていくわけだし、
皆がそういう経験を何度もしてるから「エモい」がここまで広く使われてる部分もあると思うんですよ。

「エモい」感情を抱くことそのものはとても美しいものだと思っているのですが、
逆にその感情を満たしてしまうことが出来たら、「エモい」の先に行くことができるのなら、
それはどんな気持ちを抱けるのだろう?という漠然とした疑問を、身をもって解決した気がします。


めちゃくちゃ気持ちいい。マジで。


大人は大人らしく振舞うべきだし、そこにカッコよさがあると思うんですけど、
たまには思いっきりカッコつけないで、子供に戻ってみることが出来たら、
道端の草むらにも、小さな川にも、
色んなところに「素敵」が溢れているんじゃないかな、と思います。


皆もお休みの日にやってみような!
それではまた。

第18回マサラタウンカップ オフレポ

皆サーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!
オッハヨウゴジャイマーーーーーーーーーーーーーース!!!!!!!!!!!
九条カレンぽけこと依田芳人ことオタクです。


今回は、前回に引き続き参加した「マサラタウンカップ」の
オフレポというか対戦ログというか、そんな記事になります。
1.使用デッキ
2.当日の対戦内容(思い出せる範囲)
3.身内話とか
そんなかんじで構成します。よろしくお願いします。


1.使用デッキ
今回使用したのはレックガノンマッシフェローチェです。名前なげーよ
f:id:karen_poke:20190204150437p:plain

いままでよく使用していた普通のレックガノンから変わった点は
①マッシフェローチェが入った
②フラダリラボが抜け、無人発電所が入った
③変更②に伴い、こだわりメットが入った
といったところでしょうか。

この変更理由を一つずつ解説していくと、

①・・・純粋な青天井アタッカーに加え、後1から殴れて耐久に保証がある程度期待できるポケモンの採用により、戦い方に幅が生まれた。後1ルチアでビーエネ持ってきて種狩りしてイニシアチブGETだぜ!ヒャッハー!!!ってオラつくことができる陽キャデッキになりました。

②・・・フラダリラボ自体は今の環境でも非常に有効なのですが、新しく出たスタジアムである無人発電所はそれ以上にこの構築にマッチしていると思います。
レックガノンレックウザは、基本的に疾風怒濤を使わないものだと考えています。理由として、ガノンのストロングチャージでエネ供給が間に合ってしまう場合が多いことと、大事なカードがトラッシュに落ちてしまうのを嫌うことが挙げられます。(もちろん場面によっては打点優先で使うこともありますが)
となると、デメリットはテテフを出したい時くらい・・・という話になりますが、基本的にテテフを出すのは1ターン目のことが多いうえ、このポケモンに関してはデデンネと違いテテフ→無人発電所の順番でプレイができることを考えると、ほぼデメリットがない状態で無人発電所が使えると考えました。
このカードは、場に残ることで脅威を発揮するのですが、強みは「処理を強要させる」点にもあると思います。前に寄ったデッキが多い環境下で、マーシャドー(リセットホール)のサーチを強要させることで相手のサーチ手段を削り、始動を1ターンでも遅らせることができれば、レックガノンが止まらなくなる盤面を作れる可能性が高くなります。また、ジラーチ絡みを除けば、現環境はGX、非GX問わず必ずテテフやキュウコンといったGXポケモンから盤面構築をスタートするデッキを使っているといっても過言ではないので、相手の盤面が進化できない、もしくは数が少ない状況下に陥りやすくなります。そうすると、序盤から打点を出して掃除ができるフェロマッシが輝いてきます。
また、タッグチームやレックウザの盤面性質上、エネが非常に多く盤面に残るため、カプ・コケコGXのGXワザで簡単にサイドを持っていかれるので、それの牽制も出来るのは優秀です。
「五分~優勢のデッキ相性の相手にじゃんけん次第では9割勝てる展開にできる」
「不利のつく相手に条件を整えれば五分の展開にできる」
こういった点が評価の理由になっています。「引けなければ終わり」「割られたら終わり」という理由で対策になってないという点に関しては、もうカードゲームだから仕方なくね?や全対応してたらデッキそのもののパワーが落ちね?というしかありません。

③・・・こだわりメットの採用
今まではフラダリラボを使用している都合上、持ち物の採用ができなかったのですが、今回それを②の理由から無人発電所にしたことにより持ち物採用が視野になりました。
ここで選択肢に挙がるのが「こだわりハチマキ」「こだわりメット」「願いのバトン」なのですが、まず「願いのバトン」はガノン+エネルギーリサイクルにより必要である場面が少なく、「こだわりハチマキ」はフェロマッシに持たせると効果が大きいと感じますがレックウザにはさほど恩恵がありません。そこで、両者に恩恵がある「こだわりメット」採用に踏み切りました。
実際、このほかにもこだわりメットを持たせる意味は大きく、現環境の主力ポケモンの火力を見てみると、
・ピカゼク・・・フルドライブ150+エレキパワー30(レック気絶)
・ピカゼク・・・タッグボルト200+170(レック+テテフ気絶)
・ウルネク・・・超2エネフォトンゲイザー180(レック気絶)
・ウルネク・・・超3エネフォトンゲイザー260(フェロマッシ気絶)
・フェロマッシ・・・エレガントソール190(レック気絶)
と、ワンパンで容易にこちらを処理してくるポケモンが増えています。
そのためこだわりメットの-30で要求枚数を増やしたり、あわよくば1発耐えることでサイドレースを有利に運ぶことが期待できます。


2.対戦内容

【予選】
1戦目 VSブースターGX
こちらの目標盤面
レック/ガノンガノンレックテテフシェイミ

こちら:フェロマッシ
相手:テテフGX
から盤面がスタート。先攻で相手のデッキタイプが分からないものの、相手テテフスタートは運がよかった。アゴジムシを無事建ててターンを返す。
 相手の番。イーブイがベンチに現れ炎エネが付く。何やら不穏な空気になってきた。
エナジー進化でブースターが現れターン終了。
 こちらは先2でガノンが建つ。手札にはルチアがあったので使用しビーストエネとシェイミ(コケコサイド落ち)を呼び、2体目のフェロマッシに手貼りで基本エネを付ける(レックだとフェロマッシが事故死した際にブースターをワンパンできないと思ったため)。エレガントソールでテテフを落とし2-0。
 相手はブースターを前出ししてベンチにイーブイ出し→火打石→ハチマキヒートステージで後ろのイーブイに4エネ付ける。この時点で相手のハンドが枯渇していることを確認。
 こちらのターン。ベンチのフェロマッシにビーエネを貼りストロングチャージで起動状態にしてグズマでエネが4枚付いたブースターを処理。4-0。
 相手のターン、ハチマキヒートステージで終了。
 こちらのターン。前のフェロマッシを逃がしシェイミを前出しし、ストロングチャージしてフラワーストームで気絶させ6-0。勝利。
会場最速で勝てたので展開まで覚えてました。相手が事故ってこちらがある程度回ったのが大きかったです。


2戦目 VSゲコゾロ(御影くん)
まさかのチーム内での潰し合い。御影くんは初戦引き分けだったので負けられない状況に。
こちらが先手をとれました。
目標盤面
レック/ガノンガノンレックテテフシェイミ

スタートポケモンは向こうがゲコゾロだったけどこちらは何か忘れました。
レックかフェロマッシだったような気が。
向こうはいきなりベンチにベベノム3体並べてきてズルかったけど先手の有利を活かして勝ちました。
彼毎回ベベノム3体並べてくるのズルいけど何故かアゴは1,2体で止まってしまう悲しみを背負ってるんだよな。


3戦目 VSフェロマッシ(BO3)
こちらの目標盤面
レック/ガノンガノンレックシェイミテテフ

 初戦は先攻。無人発電所を初手に貼ることができ、相手のテテフ→ダイゴの決断の流れを抑制しシロナを撃たせることに成功。アゴジムシを出されるものの、その後クワガノンが建つことなく勝利。
 2戦目は後攻。自分も相手もあまりハンドがよくない為に進行の遅い展開に。
エーテルパラダイス保護区を貼られているのを忘れて、レックのドラゴンブレイク210打点でゼラオラを落とそうとグズマを切るプレミをしたり、ガチで負けそうになってましたが、無人発電所に張り替えてから相手を落とすことで切り返しにテテフが使えない状況にさせ、そのまま押し切りました。
3戦目にもつれ込んでいたら先攻とは言え時間切れ確実だったので、2戦で勝てたのは大きかったです。


4戦目 VS超バレット
目標盤面
フェロマッシ/ガノンガノンシェイミフェロマッシテテフ

 相手がいきなり場に4体ポケモンをセットしたので何事かと思ったらマーイーカマーシャドーGX、ネクロズマGX、マーイーカでした。
超バレットはデッキ相性が非常に悪いのでマッチングを嘆くと同時に、初期盤面を見て「これは負けちゃいけないな」と気合が入りました。
こちらはフェロマッシにエネを手貼りで付けながらマーシャドーのやぶれかぶれで相手に好き勝手させない状況を狙います。
功を奏し、相手はなかなかエネ供給が上手くいかない状況に。もたついている間にガノンを建て、グズマで一番危険なネクロズマGXを処理しつつ無人発電所を貼りマーシャドーGXを無力化します。
そのまま押し切って無事勝つことが出来ました。


5戦目 VSレックガノン
目標盤面
レック/ガノンガノンレックシェイミテテフ

 最終戦はほぼミラー。先攻有利の条件で先攻を獲ります。
しかし手札が完全に事故。盤面もフェロマッシスタートです。とりあえずアゴジムシを狩ることを狙いましたが、狩り切る前に相手は順当にガノンを建て、こちらはガノンがなかなか建たず。
最終的に押し切られてそのまま敗北です。

4-1で予選3位で決勝T進出が決まりました。

【決勝T】
1戦目 VSピカゼク
目標盤面:フェロマッシ/ガノンガノンレックシェイミテテフ

不利マッチ。そして後攻。スタートはレックとピカゼクが対面。完全に負けの展開。
相手はデンジ→電磁レーダーでゼラオラデデンネを持ってきて、良い展開・・・かと思いきや、デデチェンジせずターン終了。
 こちらのターン。「先攻なら強かった」と嘆きながら無人発電所を眺めていた僕にチャンスが回ってきます。無人発電所を貼り、アゴジムシを建て、テンペストGXをします。
 その後、相手のデデチェンジを封じたものの、ハチマキフルドライブでレックが落ちます。一方こちらはエネが1枚足りずピカゼクが落とせない状況に。ゼラオラを狙うか悩みましたが、デッキの性質上アセロラやまんたんのくすりが採用されてないと判断しとりあえず2体目のレックでピカゼクに210ダメージ乗せます。その後レックが追加効果なしフルドライブで落とされます。サイドは0-4の状態に。
しかし、フェロマッシのジェットパンチでエネが多く乗ったピカゼクを倒し、相手の盤面にエネがない状況になり、そこでもたついてる隙にシェイミのフラワーストームが240打点に到達しピカゼクを落とし勝利。
個人的には絶対負けの条件下から引っ繰り返せたので、この日一番アツかった試合でした。


2戦目 VSジラサン(すずきたさん)
またもチーム内つぶし合い。しかも不利マッチ。ユーザーも上手い。無理。
白目をむきながらプレイを始めます。

目標盤面
フェロマッシ/ガノンガノンフェロマッシテテフ
もともと不利マッチなのですが、試合を五分にするには
無人発電所が途切れない(エアロトレイルさせないため)
・ジャッジマンをきちんと絡める(エレキパワーを流す、展開阻害)
・エネを盤面にたくさん置けないため、レックは(ほぼ)使わないでフェロマッシで戦う
アゴジムシを狩られる前にガノンを1体でも建てる
といった条件が必要なのですが、無人発電所は引けず、フェロマッシ・マーシャドーはサイド落ちし、ビーエネも持ってこれなかったので完全に好き放題されて終わりました。しゃーない。
彼が3位以内に入ってくれてよかった。


というわけで、今回のマサラタウンカップはベスト8で終わりました。
通算ポイントは2位タイでまだ4位以内はキープしてました。
次回も頑張ります!


3.身内話とか

今回はチーム縁結成後初めてのマサラタウンカップで、みんなで頑張ろうな!!!いい結果だそうな!!!!!って気合入ってたんですけど、前日に夢大陸で御影くんと無限に他人のエビサワカポデッキの考察してたのまじで頭悪かったと思います。
それ抜きにしても前日にメルカリ道具落とし組んで「理論上最強なのでは?!?!?!?!?!」とか調子乗ってたけどまじでダブル無色エネルギー引けないし弱かったです。
マサラタウンカップ当日も、いろんな人とお話や対戦できたのは非常に楽しかったのですが、JOKERとかいうオタクがひたすら俺に対して「お菓子おいしいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」って非糖尿病マウントとってくるのマジでムカついたのでアポロチョコ食いました。ちょーーーーーーーー美味えでやんの。バレンタインチョコ待ってます。
夜にはみんなでROTASのラーメン食ったけど、これを書いてるマサラタウンカップ2日後の今もなんか口がニンニク臭い気がして三回ほど有給を取ることを考えましたが元気に出勤しています。
そんなこんなでハチャメチャで楽しかったです。次回もみんなで参加しような。

第17回マサラタウンカップ オフレポ的なARE

皆サうわあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!準優勝だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

失礼しました、熱盛条カレンぽけこと依田芳人こと僕です。

今回、地元静岡で開催された「マサラタウンカップ」というポケカ大会に参加させてもらいました。マサラタウンカップというのは、静岡県東部の駿東郡清水町という町で行われる公認自主イベントです。公認自主イベントって何?って人はお母さんに聞いてみてください。

僕は今回が初参加になるのですが、その参加動機は「前回参加を運営の方から誘われたが寝坊した」ということと、普段から仲良くしてもらっている人たちがそこへ参加するということによるものでした。

会場自体も今まで参加した大会の中で一番近く、ルンルン気分で会場に車を駐車し、中へ入ると、そこには普段仲良くしてもらっているスナキツネさんと御影さんの姿が。
「見た目がアレだから一発で分かった」と開口一番に言われたのですが、そんなに僕の見た目から気持ち悪いオタクの臭いが漂っていたのでしょうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなこんなで会場入りし、同じく参加していた知り合いのなこちさんやしんいちパパさん、ケイさんたちと少し話をしていると時間になりマッチアップ発表。
僕の初戦の相手はよくサンエイトで会い仲良くしているクソ生意気なキッズ(誉め言葉)でした。超身内感しておもろい。

さて対戦、という前に、今回からマサラタウンカップで導入される新システムについての発表がありました。
年間8回ほど開催予定のマサラタウンカップに、順位に応じてポイント(CSPみたいなもんです)が振り分けられ、年間終了時上位4名が「マサラタウン四天王」として称号およびオリジナルグッズを与えられるそうです。
オリジナルグッズはダメカンとプレマと名刺だって言ってた気がします。うろ覚えなので詳しくは主催の方に伺ってみてください。

その内容を聞いてニワカにテンションが上がった僕は「これは優勝するしかないでゴザルwwwwwwwwwwwデュフwwwwwwwwww」と言っていました。頭スッカラカン弱点で320ダメージですね。


そして対戦へ。
実際の内容に触れる前に、使用したデッキについて簡単に言及しようと思います。

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大半は以前公開したレックガノンと変わりません。
そちらに関しては過去記事を参照してね。
風俗記事じゃないよ。

【今回からの変更点とその理由】

・シロナ2→3
ジャッジマンを撃たれる機会が多い環境になりつつあるということを考えて増やしたけど正直正解かどうかは不明。ドロソは多いに越したことはないけど、今でも「勝敗に直結しない変更かもなぁ」とは思ってます。

・レスキュータンカ2→1
このデッキは疾風怒濤やテンペストでトラッシュ送りしてしまう動きが入っている都合上、タンカの存在が保険として役立つのは理解していますが、引っ張ってくるのはアゴジムシクワガノンだし、欲しい時にピン刺しタンカをデンジで引っ張るより飴やボールを引っ張るほうがクワガノン建立に繋がるだろうなぁと考え減らしてみました。この変更はこのままでもいいと思います。

ゼラオラGX→ポケモンいれかえ
このデッキが逃げたいときって、初ターンアゴジムシが前に出た時にレックに逃げたい時くらいなんですよね。終盤はグズマ握ってるし。
ということで、闘ポケモンが強い環境下でベンチを埋めてまで的を増やす必要がないと感じポケモンいれかえにしました。デンジのおかげで出来なくて困ったことはほぼないです

マーシャドーGX
必殺のびっくりドッキリメカ。タッグボルト環境では全デッキに入ると言っても過言ではない。いやそれは嘘だけど。
タッグボルト環境では、タッグチームで抜けて強いピカゼクと、要求エネの軽さで使われるであろうミミゲンを両方狩れるということでルガゾロが強いと考えました。ルガゾロそのものなら相手のプレイングを抜きにした構築相性でいえば有利が着くのですが、所謂ブン回りをした時のそれは手強いことに変わりはないですし、ピカゼクに至ってはレックテテフを纏めて薙ぎ払われるため迅速な処理が必要となるのですが、240打点って青天井なら普通に出るもののように思えますが、相手のピカゼクの準備ができる前に出すのは結構難しいです。そのため、ルガゾロの心臓であるゾロアークと、ピカゼクの両方に4エネ抜群で確定が取れるマーシャドーGXを採用しました。この変更はタンカの枚数を減らしたこととも方向性が少し合っていて、ガノンライン以外にタンカを使用しなくて済む(レックにタンカを使わなくても代用できるようになる)のがよかったと思います。バトル場に初手で出したくはないのでピン刺しです。

・マサキの解析
ダイゴ枠です。初手以外で撃てないダイゴと違い不確定サーチになるのですが、例えば後半で使用した際はエネやポケモンが抜け切ってしまう構築なのでほぼ確定サーチに近い要領で2枚欲しいカードを持ってこれます。ただ不確定サーチというのはやはりどうしても引っかかる節があるので、ここを抜いてデンジ3にしてもまぁいいとは思います。

それでは対戦の方へ。
正味あんまり覚えてないので大雑把にしか書けません。

1戦目 ルガゾロ 負け
相手が2ターン目にゾロアーク2体建ててぶん回ってるわ、なんかゾロアーク弱点保険付け始めるわ、フラダリラボ引けないわで間に合わなかった。少年には「この借りとしてあと78回ボコボコにしてやるから覚えとけよ」と言っておきました。

2戦目 ロストマーチ 勝ち
試合開始でこちら後攻マーシャドーGXスタート、向こうはネイティを表にしてきた時は思わず震え上がった。モタついてくれたおかげで盤面整って勝ち。

3戦目 レックガノンシルヴァディ(BO3)勝ち×2
まさかのミラー。これは負けられない。
そんな風に思ってたけど普通にストレートでいけました。
相手は「クワガノンが全然立たない」と半ギレだったのですが、正味それってシルヴァディのせいじゃないかなぁと思ってました。
ワザの効果だけ見るとレックと相性がいいのですが、シルヴァディを採用することにより

シルヴァディライン採用のために削った枠でクワガノンのパーツが引けなくなる
シルヴァディで攻撃する=低打点で殴るターンを増やす

という弱さが生まれるんですよね。
レックウザの強さは「圧倒的火力を以て少ない手数で敵を倒す」ことなのに、それを行う上で真逆の方向にデッキが向かっているように感じます。だから個人的にラティアス◇もめちゃくちゃ弱いと思ってますし、キュウコンソルガレオが結果を残せないのもターボストライクの120をはさむターンが弱いことに起因していると思っています。あくまで主観なんで「それは違う」と思う人はいても何らおかしくないと思いますが。

4戦目 ミミゲンカラマネロ 勝ち
お相手は以前から名前を伺っていた、チーム神楽所属の強者のけすけさん。初戦の負けのせいで勝ちが求められているのにこのマッチアップ。泡を吹きました。
でもまぁデッキ自体もミミゲン軸ということで、タッグボルト発売前から僕も考えていたという理由で「まぁ負けてもデッキを参考にさせてもらおう」と割り切って対戦に臨めました。
ミミゲンのいやらしさが存分に発揮され、普通に苦しかったのですが、何とか勝てました。
相手の打点が手札のトレーナーズ依存なおかげでテテフが1発耐えたのが偉かったです。
やっぱりミミゲンに絞ってるとこういうところで辛そうだなあと感じ、自分が組むときはもっと超バレット気味にしていくか、ダストダスを混ぜるなどしていこうと思いました。非常に有意義な試合でした。


ここで予選が終了し、順位集計。
雑談しながら順位発表を待っていると、Bリーグ3位で予選抜けが決まりました。
この時点でめっちゃうれしかったです。サイドイベントのタッグバトルも面白そうだったけど。

そして決勝T。

1戦目 マッシ 勝ち
とりあえず相手が手札事故してるみたいで辛そうだった。
僕は念のためアゴジムシ2体並べるとこまではできたけど、2体目のクワガノンは建ちませんでした。
皆さん知っての通り、僕ってゲロカス陰キャオタクなので一度負けた相手のことってなかなか忘れないんですが、お相手の方はたしか以前サンエイトで当たっていきなり初ターンディアンシービーエネジェットパンチで俺のアゴジムシを飛ばしてきてレックガノンの11月度記録に傷がつけられたと記憶していたので内心「これでおあいこな!!!!!!!!!!!」って思ってました。もし別人だったら完全に当てつけで草通り越してライフフォレスト貼っちゃいますね。


準決勝 ウルネク 勝ち
同じく勝ち上がってきたスナキツネさんとの対戦。準決なのにフレ戦みたいな感じだった。
たしかなかなかスナさんがカラマネロ建たなくて苦労してた気がする。
こっちはガンガン殴れてサイドレースで勝利。
ジラーチに上手いことフラダリラボが利くのうれしいです。
最後に「優勝してきてね」と言ったスナさんの分まで、俺、やってやんよ・・・!次回!依田芳人、死す!


決勝 ジラサン(BO3) 負け×2
1戦目はひたすらアゴジムシ狩られて間に合わず。
2戦目はいいとこまで行ったけどジャッジマンしなきゃいけないところでしなかった俺が弱い・・・
この決勝は相手が上手かったことも含めて納得の負けだけど、ここまでこれたのに準優勝で終わってしまったのは不甲斐ないなぁと思い、精進することを誓いました。


とまぁそんな感じで準優勝で終わり、立派な賞状も戴けたので帰りに額縁を買って帰りました。

ここまで文章の都合上、いろいろ口汚い部分をお見せしましたが、このマサラタウンカップは主催・運営の方々に加え、素敵な参加者さんたちのおかげでこんなに楽しいイベントになっているんだなぁと思いました。
ルーキーズカップという初心者向けの対戦の場を設けていたり、サイドイベントが充実していたり、有志の方々が抽選の景品を提供してくれたりと、すべての人が一丸となって作り上げているイベントに自分もその一員として参加することで、自分の中でマサラタウンカップというイベントだけでなく、ポケカ自体がより楽しいものになった気がします。
対戦した方々やもともとつながりのあった方々だけでなく、例えば今回少しだけチーム神楽の皆さんとお話しする機会をいただけたのは素直に嬉しかったですし、大きな大会なども見据えていく上で自分の立ち位置が今いかに低いのかというのもよく分かりました。様々な意味で収穫になった一日でした。
感覚としては、ポケモンを実機でやっていたころの対戦オフにものすごい近い感じがします。だからこそ、仲間内みんなで参加したいなという気持ちも生まれ、例えば県外に住んでる友人なんかにも絶対楽しいから!と自信をもって誘えるなぁと感じました。今度誘うからなお前ら。絶対来いよ。

僕もせっかく今回こうしてある程度の結果を残せたので、今後四天王目指して積極的に参加したいなぁと思います!
最後になりますが、主催、運営、対戦相手、参加者すべての方々に感謝です!ありがとうございました!!!

【ポケカ】レックガノンのすゝめ【11月度使用構築紹介】

こんにちはー、依田は芳人でしてー。

今回の記事は、11月のあいだ使い続けていたデッキである「レックガノン」について、
簡単な紹介をしていこうと思います。
あくまで僕より強い人間はたくさんいるので、完璧な解答というより主観を綴るだけで、
この構築に興味があるけど全く使い方が分からない人辺りに
とりあえず一つの指標みたいなものとして扱ってもらえたら幸いです。


<目次>

1...使用経緯、本記事公開経緯

2...11月度大会成績
3...レックガノンとは?
4...使用デッキ内容
5...基本となる、簡単な立ち回りテンプレート
6...さいごに

長々と綴ることにはなりますが、どうぞお付き合い下さいませ。

1.使用経緯、本記事公開経緯

もともと自分はレックゼラオラポケモンカードを始めた最初期に作り、使っていたのですが、それからしばらく様々な構築を組んでは崩し、組んでは崩し・・・という感じでプレイしていました。

そんな中、たまたまジムバトルで一緒になった、とんぱっとさん(@notp_at)さんに「今レックウザが強いよ」という話と、それに合う数種類のキーカードを教えてもらい、そのヒントを基にレックガノンを組み上げ、ジムバトルに持ち込みました。結果は初の優勝。

それから、「それまで上位にぎりぎり入れるかどうかだった自分がいきなり使ってこれだけの結果が出るんだから、もっと煮詰めたら更に強さが引き出せるかもしれない」という考えが生まれ、1ヶ月間ひたすらレックガノンを考察し、各地の大会に持っていき、練度を高めた上で記事を投稿することで、ここ最近のポケカ界の新規参入者が入りやすい環境が整ってきたことと併せて、彼らのデッキ選びや戦い方の指標のようなものの一つになりつつ、また、本記事を見た、僕より優れたプレイヤーの皆さんからの意見や考察を引き出すキッカケになればと思い、本記事を投稿しました。


2.11月度大会成績


11/5 沼津 サンエイト(ジムバトル) ☆優勝

11/9 沼津 サンエイト(ジムバトル) ☆優勝

11/11

沼津 サンエイト(ジムバトル) ☆3位

(負け→超バレット)

沼津 サンエイト(GXUSB) ☆2位

(負け→マニュゾロ)

11/16 沼津 サンエイト(ジムバトル)☆2位

(負け→超バレット)

11/17 秋葉原 CK(GXUSB)☆優勝

11/18

三島 ミシマトイス(GXUSB)☆優勝


ここからルチアを入れてみたりして、

11/24

富士宮 ファミーズ(GXUSB)☆着外

(負け→マッシルガン、ウルネク)

を最後にしました。


3.レックガノンとは?

レックガノンとは、その名の通り「レックウザGX」と「クワガノン」の2種類のポケモンを中心として組まれたデッキです。
レックウザの攻撃技「ドラゴンブレイク」は、自分の場についている基本草・雷エネルギーの数だけ威力が×30されます。
対してクワガノンは、毎ターン1度、デッキから基本草・雷エネルギーを1枚ずつ、自分の場のポケモンに好きなようにつけることができます。
このコンビネーションを活かして瞬時に高い火力を出し、相手を蹂躙していくのがこのデッキの特徴です。

もっと深い内容に入る前に一度、ここでレックガノン以外にもレックウザデッキ(スタンダード)はどんなものがあるのかを、簡単に確認しておきます。

・レックゼラオラ
ツボツボの特性でエネルギーをトラッシュし、ゼラオラのGXワザでトラッシュからエネルギーを供給します。おそらくレック絡みで最も扱いやすい反面、エネルギー供給手段が1度きりかつ1ターン消費のためにぶん回りと事故との振れ幅がひどいのが難点です。トラッシュからのエネルギー回収手段としてアーゴヨンなどと組ませるパターンもあり、それならば火力自体の維持は可能ですがレック本体にエネを付けなおすのにエネルギーつけかえ等を必要とします。ほかのレックにも言えることですが、「願いのバトン」がキーカードになるケースが多いです。

・キャバクラレック
少し前にTwitterで話題になった構築です。これに関しては試運転を十分にしていないために事実と異なる点があるかもしれないのですが、1ターン目にレックが場に出ていて、テテフからのダイゴの決断もしくはテンペストGXでシャトレーヌを集めて次のターンに、というのが基本ムーブになると思われます。レックウザらがひとしきり場に整った後のそれはもう盤面の見た目も達成感も、まさに圧巻の一言なのでしょうが、安定感・切り返し力は正直3者の中で最も劣ると考えています。何よりテテフの枚数が増えることにより、テテフスタートでそのままズルズル・・・なんて場面もそれなりに起こりそうです。いろんな意味でレックの強い部分と弱い部分を垣間見るイメージのデッキです。

ここにレックガノンを含めた3種類が基本的なレックウザGX主体のデッキだと思います。
共通して言える特徴は「火力が出る」「GXポケモン同士の殴り合いに強い」点と、「非GXには火力過多になり、サイドレースで不利を取りやすい」点だと思います。
この中から今レックガノンをチョイスすべきポイントが2つあり、
①切り返し力
②環境への適応度
が3者の中で最も高いと思います。

まずは①ですが、他の2者はエネルギーを供給した後、返しでレックウザを倒された際に切り返しがキツくなることがあります。どちらも攻撃し始めにレックウザが最低2体以上盤面に居ないといけません。さらに火力維持をするために前述した「願いのバトン」がほぼ必須になるのですが、「フィールドブロアー」などのカードであらかじめ貼っておいたバトンを破壊され、こちらの想定した展開を阻害される場面も多くあります。
それに対してレックガノンの場合、レックウザを並べておけるのは理想ですが、最悪切り返しも手札からベンチに出したあと、そのまま3エネまで装着して攻撃が可能です。これのメリットを挙げると、戒めの祠やダメカンばら撒き系の効果で低火力圏内に押し込まれて一気に壊滅する危険性が少し減ります。

また、火力維持に関して願いのバトンを持たせる必要がなくなり、それによって、その枠に相手からの邪魔をされない「エネルギーリサイクル」を用いることでクワガノンからの安定したエネルギー供給を可能にしたり、道具を必要としないことを利用して、スタジアム枠に「フラダリラボ」を採用することができます。これにより、妖アロキュウに拘りハチマキを持たせることで確1でレックウザを倒す動きや、流行りのジラーチサンダーのジラーチが逃げることができなくなるというメリットがあります。

そのほかにも、相手はエネルギー供給源であるガノンを倒せば解決!と考えようにも、高火力を出せる状態のレックを放置してガノンを狩っていると、リカバーしきれずそのまま押し切られてしまうという状況が作れるために、有利盤面を維持したまま戦闘を進めやすいです。これはガノンに限らず、テテフのような置物になりやすいポケモン全てを狙われる危険性が減るのがいいですね。

②環境への適応度
11月の大会環境はGXウルトラシャイニーバトルというGX主体のデッキが多いため、上述したレックの特徴に合っています。また、非GXポケモンは基本的に体力の低さから環境の中心にいるゾロアーク絡みなどに駆逐されやすいため、大会の縛りを抜きにしても勝ち上がれば上がるほど絶対数が減ると考えています。そのため、レックウザは今非常に動きやすいです。
また、前述したことの繰り返しになってしまいますが、非GXデッキで今環境の中心に居るジラーチを絡めたもの(ジラーチサンダーなど)に対して今、相手の「ポケモンのどうぐ」を無効化する「フラダリラボ」というスタジアムが非常に強いです。レックウザは火力補助をさほど必要としない上に耐久補助なども選択肢にあがらない為、ポケモンのどうぐを持たせる選択肢がほぼ「ねがいのバトン」一択になります。エネの装着手段が回数限定になっている他のレックウザデッキでは重要なカードになるのですが、レックガノンではデッキから毎ターンエネルギー供給が出来るため、「エネルギーリサイクル」を用いることで道具を持たせる必要が無くなり、自分の被害は無しにしつつ相手の展開を抑えるメタカードとして「フラダリラボ」の恩恵をフルに受けることが出来る、自然に採用できる点で非常に優秀だと言えます。

それでは、次項からは実際使っていたデッキを見ながら個別に解説していきます。


4.使用デッキ内容

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レックウザGX×4
主軸。

クワガノンアゴジムシ×3
建てるのは最大2体。1体でもそれなりに回ります。

カプ・テテフGX×2
初ターンのダイゴ・グズマ・ジャッジマンを引っ張ってくるのが主な仕事です。
置物になり邪魔ですが、レックより優先して狙われることはほぼないです。
レックの火力維持の際、余分なエネを乗せるポイントにしやすいです。

ゼラオラGX×1
サポート役。じんらいゾーンのために存在します。技は撃ちません。
初ターンにバトル場がアゴジムシだった場合、ネストで割と優先的に持ってきたりもします。

シェイミ
逃げエネ0の非GXレックウザ。コイツの登場でサイドの取られ方を一度奇数にできるのがレック絡みのデッキの強さを加速させています。できればバトル場コイツからスタートしたいですね。

カプ・コケコ◇
特性が神。なるべく早いうちにベンチに出しておければ安心感があります。
レックの圧力でグズマを使ってコイツを狙われることがほぼないので非常に安心して置けます。いざとなったらベンチの枠数管理もできるのが嬉しいですね。
コイツが活かせるときは、バトル場のレックのエネを雷雷草の割り振りにするの、忘れがちだけど結構大事だと思います。

マーシャドー×1
特性ジャッジマン。ビーストリングケアをしながら相手を倒す際に、本物のジャッジマンとどちらか使っておきたいです。ベンチを圧迫するのですが、グズマ使用→ジャッジマンしたい場面は少なからず存在するので、入っていて安心はします。サーチがジャッジマンより容易である点も含め、ジャッジ2よりもマーシャドーと1枚ずつのほうが安定して効果を使用できます。

シロナ×2
実は汎用ってだけで事故しているときや手札が枯渇しているとき以外あまり撃たないです。
理由は、こちらの準備ができた後は相手のGXポケモングズマで選択したりジャッジマンで妨害するのが主になっているため、中後半であまりサポートをドローに割きません。もっと言えば立ち回りのほうで言及もしますが、初ターンの動きがテンペストGXかダイゴの決断になり、その次点で盤面に必要なカードが基本的に揃います。そのため、枚数も控えめとなっています。

リーリエ×1
シロナの部分で述べたとおり、初ターンの動きは2通りが基本です。
しかし、ダイゴのサイド落ちや、アゴジムシをどうしても出せないときにリーリエで引きに行ったりできる点を考慮してピン差しです。

ダイゴの決断×1
初ターン先行でクワガノンセットやスタジアムなどを持ってきます。それ以外では基本コストにしてます。

グズマ×3
相手のGXを3回選択するため3枚です。

デンジ×2
ボールやアメ、エネルギーリサイクルを持ってくることが多いです。

フラダリラボ×2
相手の道具を無力化。主に鉢巻やエスケープボード、呪いのお札に対しての対応や戒めの祠を割るために採用しています。ブロアー感覚で使っていますが、相手が対象カードを出していなくても先行で使用して手札の枚数を減らせるので、このデッキではブロアーの枠もこのカードで兼用しています。

ワンダーラビリンス◇
妖スタジアムですが、相手のテンポ阻害をしつつ、こちらはクワガノンでノルマ達成して攻撃できるのが強いです。ルガゾロなんかの牽制にもなるのがいいですね。

ハイパーボール×4
特にいうことはないです。

ミステリートレジャー×2
テテフ、レック、マーシャドーを呼ぶ際のハイボ上位互換。多投は邪魔になるので最低限です。

ネストボール×1
ゼラオラGX、コケコ◇を呼びます。どうしてもアゴジムシが出せない場合はアゴジムシ優先で。

ネットボール×1
アゴジムシ、草エネ、シェイミ◇を呼びます。どれを呼ぶかはその時の盤面次第です。

ふしぎなアメ×4
サイド落ちを考慮したり、レックウザの特性でトラッシュした際に進化先と違いタンカで戻せないので4枚投入です。使うのはだいたい2枚までになります。

エネルギーリサイクル×2
一通りエネルギーをデッキから出し終えた後、レックが倒された際に切り返すために使います。
コチラも1枚しかほぼ使用しませんが、サイド落ちケアやトラッシュから回収できないことを考慮して2枚にしています。毎試合1回は使いたいです。

レスキュータンカ×2
疾風怒濤による事故防止やレックが手元にない際の再利用に。枚数はエネルギーリサイクルと同様の理由で2です。

まんたんのくすり×1
180未満の打点を喰らった際に使用してからガノン、コケコ◇でエネを回収して元の状態に戻すムーブがサイドレースを有利に運ぶ上でとても優秀です。使わない試合は積極的にコストにします。必要な時にしか使わないのでピン差し。


5.基本となる立ち回り

まず、レック側が目指すべき完成盤面を簡単に書くと、

<バトル場>

・レック(草雷雷)

<ベンチ>

・レック(3エネ)orシェイミ

クワガノン

・置物枠1

・置物枠2

・フリー枠

となります。置物枠というのはテテフ、ゼラオラマーシャドー、コケコ◇、クワガノン(2体目)になります。フリー枠にはアタッカーや置物を増やすなど自由に置いていいのですが、状況次第では開けておいた方がいいこともあります。

例えばこのフリー枠と、置物枠を1つ安易に埋めないことにより、相手のルガルガンのデスローグGXでレックウザが飛ばなくなります。アタッカーも必要以上に並べることは広域ダメージのもとになり、比較的エネルギーを多くつけがちな存在であるため、反撃時の火力維持が困難になります。

それを踏まえたうえで、ここからは盤面の作り方に移ります。

まず、レックが目指すのは2ターン目、最悪でも3ターン目には殴り始めることです。
そのため、1ターン目終了時点で「レックウザアゴジムシ」が1体以上並んでる状況を生み出すのを目指していきます。

(目安として、2ターン目に出せる火力は基本150前後です。手貼り2回+ストロングチャージ1回で120、疾風怒濤の効果成立で150、ここまでは比較的再現が容易ですが、それ以上の火力を求めるとコケコの特性発動や2体目以降のレックウザクワガノンが必要になります)

・最初に出すたねポケモン
シェイミ◇>レック>ゼラオラアゴジムシ>コケコ◇>テテフ&マーシャドー
レックゼラオラと違って、レックバトル場がかなり嬉しいのがポイントです。

・先行
ターン終了時にアゴジムシが確実に1体は出ていることを目指します。そのうえでテテフ→ダイゴの決断使用でクワガノン+飴が次のターンに確実に手札にあるようにします。アゴジムシが出せていないならダイゴの決断ではなくリーリエを持ってきて引きに行くのもアリです。手札の枚数・事故具合次第ではシロナを選ぶ場合もあります。テテフがいない、ドロソがないなどで盤面をこの形に動かせないとなると苦しい状況です。

・後攻
ジャッジマン→テンペストGXが理想ムーブ。

テンペストGXするまでにアゴジムシを出すのが何より重要なので、ネットボールがあって、テンペストGXのために草エネを持ってきたい状況でも先にアゴジムシを出すようにしましょう。

何故後1リーリエをしないのかというと、テンペストGXする前提だと、GXワザ発動前の手札枚数の多さはトラッシュする枚数が多くなることに繋がり、逆に使いたい場面で使うカードが手元にない状況を生みかねないからです。

また、理想ムーブは上記の「ジャッジマン→テンペストGX」ですが、手札にクワガノンセットやグズマ、エネルギーリサイクルなどトラッシュしたくない、さらに必ず使う場面がくるので手元に置いておきたいカードが複数ある場合、テテフでジャッジマンではなくダイゴの決断を持ってくるのもアリです。その場合、テンペストGXはその対戦では撃たないことが多いです。

テンペストGXを撃つか否かの選択は、
・撃たなかった場合、クワガノンが出た後で自分の手札枚数が無くなり、ドローソースも消えてしまう状況が生まれるか否か
・仮に手札のクワガノンとアメがトラッシュへ行っても10枚ドローで3ターン以内にクワガノンが建つ自信があるか否か

・「好きなカード3枚」と「手札全てを捨てて10枚ドロー」どちらが必要か

で決定するといいと思います。自分がトラッシュすることになるカードと、相手の盤面状況も考慮した上で決めましょう。

ちなみに、対UBなどの際はジャッジマンを温存したくなる場合もあるので注意。その場合、ジャッジマンの代わりにシロナを使ったりもします。下手に捨てたくないカードを引きたくない、相手の返しジャッジマンに対応したいという思考も働くので、よほど捨てたくないカードがない限りシロナを挟むくらいならアゴジムシがベンチに出てさえいれば割とサポート使用せずにテンペストGXしたりもします。

・2ターン目
ここからクワガノンが建てば攻撃開始です。
ポイントは、このターンのサポート使用の際、

・GXポケモンを3回倒すのが最も効率がいいということを念頭に置いた攻めのグズマをしていく

・相手の育てているポケモンを完成前に潰してテンポを悪くさせる

・3ターン目以降を見越して対面の非GXたねポケモンを潰しながらデンジなどで盤面を整えていく

といった今後の展開選択をこの時点で行い、サイド落ちの確認などを済ませて決着までの道筋をあらかじめ建ててブレないようにすることです。

前述したとおりこのターンで出る火力は150前後なので、GXポケモンを倒すのは少し難易度が上がりますが、前のたねポケモンならほぼ確実に倒せます。

しかし、攻撃回数は1回多く必要になるため、安易なグズマの撃ち方をしたりサイド落ちや疾風怒濤でトラッシュされてしまった場合に苦しくなることもあるので、グズマの枚数管理や使用タイミングは常に意識が必要です。

ここまではクワガノンが建った想定ですが、仮に建たなかった場合は3ターン目に建てることを想定して動きます。テンペストGXかダイゴの決断はここまでで使っておきたいです。

・3ターン目以降
とにかく殴る。この一言に尽きます。
ベンチ管理は重要なので、バトル場がやられてもすぐに切り返せるようレックウザシェイミを準備しておいたり、逆に必要以上に並べすぎてテテフやマーシャドーゼラオラを出すスペースが無いなんてことにならないよう気を付けましょう。
クワガノンもいざというときに殴れますが、ここにエネを付けすぎると相手に「倒すメリット」が発生してしまうので、基本は迅雷ゾーン用の雷エネ1つで置いておきます。相手に「レックウザを倒さないといけない」と思わせつつ、自分目線ではレックウザが倒されても平気な盤面を構築していくのを意識するといいと思います。

基本はこれだけの非常にシンプルな構築です。
ここに、対ジラーチ入り、妖アローラキュウコン入りにはフラダリラボをダイゴの決断で仕込んでおくことや、特殊エネルギーがメインで使われている構築にはワンダーラビリンスを張っておくなどの相手に合わせた立ち回りをしていくことで、かなり安定して戦えるデッキになると思います。


6.さいごに
ここまで長々と読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を読んで、レックガノンを回してみた方々の手によって更に考察が進み、
また僕のもとへと新しいプランとなって返ってきたらいいなぁ、と思いながら書きました。
そこまで高価じゃない(震え声)構築でもあると思うので、ぜひ皆さんも回してみてください。

2018年視聴秋アニメとその評価

皆サーーーーーーーーーーーン!!!
オッハヨウゴジャイマーーーーーーーーーーース!!!!!
九条カレンぽけです。


今回は、豊作との声も多い2018年秋アニメの中から
自分が視聴したものの簡単な評価、感想(1話、モノによっては2話放送時点で)を書いていこうと思います。


一応意識しているのは、
「何かアニメ観たいけど、何を見たらいいかわからない!」
という人の参考にでもなればといったところなので、
既に自分の意思で観ている作品がある人とは主観の差異も含め
評価に差が出ている場合もあるかと思いますが、そこはお許しを。
それでは参りましょう。


からくりサーカス
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おもしろさ・・・☆☆☆☆
期待度・・・☆☆☆☆

父親の事故死により莫大な遺産を相続した少年・才賀勝。
そんな勝と偶然出会った青年・加藤鳴海は、勝に手を差し伸べることを決意する。
しかし、勝を追ってきたのは高い戦闘能力を持つ人形使い達であった。
鳴海の応戦も虚しく窮地に陥いる二人。
勝が助けを求めて叫び声を上げた時、彼らの前に銀髪の美女・しろがねが姿を現す。(公式サイト1話あらすじ)

結構前にサンデーで連載していた人気作ですね。
最近の中高生はワンチャン知らないまであるかもしれません。
単行本40冊以上続いてる名作だけあって、出来もなかなかでした。
しろがねがとてもえっちだ・・・w



ゾンビランドサガ
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おもしろさ・・・☆☆☆☆☆
期待度・・・☆☆☆☆☆

普通の女の子・源さくらちゃんが、
プロデューサー・巽幸太郎と、様々な伝説を持つ仲間たちとともに
佐賀のご当地アイドルとして町おこしをするアニメです。
キャラも可愛いし、巽幸太郎(CV宮野真守)のキャラもいいし、
観ていて楽しいアニメです。
1話時点では「予想通りの展開だな」という視聴者も多かったようですが、
2話ではいい意味でその期待を裏切りそうな片鱗を見せてくれました。
オタクは目が肥えているので予想外の展開を常に求めていますが、
僕はある種の「様式美」みたいなものも非常に大事だと思っているので、
予想通りに動くところは動いて、超えるべきところで予想を超えてくる、
そんな作品の評価が高くなる傾向にあります。あとコメディ系。
そんな嗜好に寄り添っていたこともあり、今期注目の一作です。


とある魔術の禁書目録
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おもしろさ・・・☆☆☆☆
期待度・・・☆☆☆☆☆

緊迫した世界情勢の中、学園都市のとある高校でも激しい戦いが繰り広げられていた。『クラスの三バカ』上条・土御門・青髪ピアスによるバニーガール最強論――男たちの真実を求める戦いに、鉄壁の女・吹寄を巻き込んで白熱する論戦は、罰当番の宣告によって終わりを告げる。しかし、そんな平和な日常風景の裏側で、事態は着々と動いており――。 (公式サイト1話あらすじより抜粋)

言わずと知れた「禁書」シリーズ3期。
僕はお恥ずかしながら禁書は最初のほうを漫画で読んだだけで、
主要キャラ名が分かるくらいの知識しかないのですが、
そんな僕でもそれなりに楽しんで観れました。
期待度は名作なこともあり高いのですが、面白さで☆一つ落としたのは
若干展開を急に感じた部分を差し引いたものなので、
今後落ち着いてきたら☆5になるとは思っています。
なんか原作追ってた勢が見ても割と急展開に感じたらしいですね。
規定話数に頑張って詰め込む制作陣の努力が見えてくる気がします。


やがて君になる
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おもしろさ・・・☆☆☆☆
期待度・・・☆☆☆☆

人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、
中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。
そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。
燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──
「私、君のこと好きになりそう」(公式サイトあらすじ)

☆5がつかなかったことに自分でもちょっと驚いてますが、この手の作品の損なところでもあるのでしょうかね。ストーリーが全体通して一定のテンションをキープしながら、その作品の持つ雰囲気を変えずに進んでいくため、「おもしろさ」「期待度」という評価基準だとほかの☆5に比べ見劣り感が出てしまう気がします。
しかし、質の高さは間違いなく☆5クラスであり、「きれいな百合」を堪能できそうだという香りはすごいしてくるので、気になる方は是非見てみるといいかと思います。


青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
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おもしろさ・・・☆☆☆☆☆
期待度・・・☆☆☆☆☆

峰ヶ原高校の2年生・梓川咲太は、ある日、図書館でバニーガールと出会う。その正体は、咲太と同じ高校の3年生で活動休止中の国民的女優、桜島麻衣だった。周囲からひと際目立つ麻衣だが、何故か彼女の姿は周囲の人間には見えていなかった。
麻衣から金輪際、私に関わるなと言われるも気になった咲太は翌日、駅のホームで見かけた彼女に話しかける。そして咲太は、麻衣の身に起こっている不思議な現象について聞かされる。 (公式サイト1話あらすじより)

今期、名作シリーズたちに殴りかかれそうな新規勢の一つです。
とにかく1話の完成度が高い。
「この作品はこういうテーマを中心に進んでいきますよ」という定義づけをしつつ、登場ヒロインも自然にどんどんとお披露目しつつ、それでいてメインヒロインへのスポットライトはそらさずに仕上げる。大事なことなんですけど、意外とこれをちゃんとやってくれる作品って少ないんですよね。
内容自体も、今のようにラノベ異世界ものみたいなイメージになる少し前の時代のソレのような雰囲気で、それでいて言い回しはしっかりラノベっぽくて、という感じで、社会人オタクとしては割とよく刺さってきました。
主題歌もいいんですよね。アニメを観る上でここも重要なポイントだと思います。
後述するSSSS.GRIDMANと2強と言えるくらいいい主題歌なので是非ご視聴あれ。


・ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。
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おもしろさ・・・☆☆☆
期待度・・・☆☆☆

万魔殿(パンデモニウム)の主・ベルゼブブ閣下とその近侍・ミュリン、それと二人を取り巻く悪魔たちが繰り広げるほんわか系コメディ。
盛り上がりはなさそうだけど、毎シーズンこういう枠1作欲しいよねって感じのゆるふわ感がいいですね。萌えとはまた若干違う感じなのが住み分け出来てていいと思います。
どうでもいいけど「ガンガンっぽい作品だな」と思ったら本当にその系列で笑った。


・SSSS.GRIDMAN
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おもしろさ・・・☆☆☆☆☆
期待度・・・☆☆☆☆☆

ツツジ台に住む高校1年生の響裕太は、ある日目覚めると記憶喪失になっていた。
そして裕太は古いパソコンに映る『ハイパーエージェント・グリッドマン』と出会う。
グリッドマンは使命を果たせと語りかけ、裕太はその言葉の意味と記憶を探し始める。
突然の事に戸惑いつつも、クラスメイトの内海将や宝多六花、新条アカネたちに助けられながら毎日を送る裕太だった。が、
その平穏な日々は、突然現れた怪獣によって容易く踏みつぶされた――。(公式サイトあらすじより)

ロボット?特撮?そんな感じで観始めて、気づいたらのめり込んでました。
1話を1回観ただけでは細かい部分があまり語られず、映像はすごいけど勢いで進んでいたように感じ、おもしろさ☆4くらいが妥当かなって感じだったんですけど、2話で明らかになったことや、今後の展開や作品背景の考察が進んだことによって今季一番の推しになってしまいました。たはは・・・!w
考察が進む余地があるか否かは名作に必要不可欠な要素だと思ってるので、是非とも尻すぼみにならずにこのまま頑張ってほしいです。
それと、一応原作が存在していて、例えば新条アカネちゃんは原作だと男性ポジだったとかいう話を見て改めて「TRIGGERさんあざっす!w」と言っていました。
僕は特撮やロボットの類はからっきしどころか好きじゃない部類の認識でいたんですが、普通にカッコよくてハマりそうです。全人類観てください。女の子もすげえ可愛いです。
あと主題歌が超いい。青ブタとタイマン張ってる。オーイシマサヨシすげえ。



ゴブリンスレイヤー
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おもしろさ・・・☆☆☆
期待度・・・☆☆☆

辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで
銀等級(序列三位)にまで
上り詰めた稀有な存在がいるという……。
冒険者になって、はじめて組んだ
パーティがピンチとなった女神官。
それを助けた者こそ、
ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。(公式サイトより)

とにかく「すげぇ」って言ってました。
視聴者を選ぶのは間違いないのと、僕が苦手側の人間だったので
評価自体はこの値に落ち着きましたが、
観る人によっては☆5を超える評価をつけたくなるのかもしれない作品です。
よく地上波でやるよな・・・
僕も苦手と言いつつも継続視聴しているので、やっぱり主観を抜きにしたらもっと評価上がりそうですね。この辺は採点が難しいな。


・うちのメイドがウザすぎる!
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おもしろさ・・・☆☆☆☆☆
期待度・・・☆☆☆☆

仕事を探している鴨居つばめは、職業安定所で理想が高すぎる(?)条件を提示し、あっさり断られます。失意の中、去年のお正月に帰省した際に見かけた、ロシア語を話す幼女の家の目の前にやってきました。庭を覗き込むと、以前とは違いすっかり荒れ果てて人の気配がありません。「あの雪の妖精は冬の日の幻だったのか?」とがっかりしていたつばめでしたが、ふと柵の近くに目をやると、そこには「家政婦さん急募!」の文字が・・・!(公式サイト1話あらすじ)

可愛いと面白いの共存!
あとめっちゃ動く。そりゃもうびっくりするぐらい動く。
僕個人としては金髪ロリ美少女が存在するだけで神アニメなのですが、それでいて内容も良いのでこの調子で駆け抜けてほしいです。


・となりの吸血鬼さん
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おもしろさ・・・☆☆☆
期待度・・・☆☆☆

天野灯は森の中の洋館を探していた。そこには長い間姿が変わらない人形の少女がいるという。
しかし灯は森の中で迷ってしまう。そこを一人の少女、ソフィーに助けられるのだが、彼女は自分が吸血鬼だという。 しかし、ソフィーは、人間を襲うようなことはなく、現代的で庶民的な生活を送っていた。(公式サイト1話あらすじ)

ぎ ん い ろ モ ザ イ ク

誰が何と言おうとこれはぎんいろモザイクだった。
念のため言っておくが、俺はきんいろモザイクを評価する際もこの作品と同じような評価値になります、多分。
マジでこういった作品は評価値を超えたところに良さがあるんで、星の数なんて何のあてにもならない。見てごらんよこんなに30分が早い。マジできんモザと同じ感覚を味わっている。
覇権にするには苦しいけれども、僕の文体から熱量がおそらく伝わっていることかと思います。それくらいぎんいろモザイクでした。



ここからは、いわゆる「切った」作品になります。

・SAO
おもしろさ・・・☆☆
期待度・・・☆☆☆
この作品に関してはほかの方の意見を参照してください。
ただ人気作に逆張りしてるみたいで嫌なんですが、禁書同様この作品も前作の知識がさわり程度しかない状況で見て、ここから予想される今後の展開が自分の面白いと思える感じじゃなさそうだったことなど含めてこの評価をして切りましたが、名作には名作たる所以があります。それが理解できる人にはきっと良い作品だと思います。安定感は下手な作品より絶対ありそうだしね

・あかねさす少女
おもしろさ・・・☆☆
期待度・・・☆☆☆
ワンチャンこの先面白くなるけどキャラデザが好みじゃない等の理由から切った。戦闘時の挿入歌がGOOD

・ソラとウミのアイダ
おもしろさ・・・
期待度・・・
今期逆覇権を争うクソ作。ソシャゲ発なのがよく分かる。作画がそんなに悪くないだけに内容がエクストリームゴミなのがマジで勿体ない。

・CONCEPTION
面白さ・・・
期待度・・・☆
今期逆覇権の一角。多分本人達は面白いと思ってやってるんであろうくそ寒い下ネタノリを通してくる俺みたいなアニメ。1話からセックスするんだけど「こいつらこれからセックスする」という事実に対して興奮してしまったため少し負けた気持ちになりつつソラウミよりも少し評価を高くした。これから毎話30分セックスしててくれた方が面白くなりそう

・ガイコツ書店員 本田さん
おもしろさ・・・☆☆
期待度・・・☆
好きな人は好きそうだし何話かに1回くらい面白い回がありそうだけど美少女は出ないしオタクは観なくていいと思う

・アニマエール
面白さ・・・☆
期待度・・・☆
きらら枠として丁重に扱われるべき作品かもしれんが、今期はこの枠に求めてる要素をほかの作品が完全上位互換で提供してくれているので、そちらを見てればいいという感想に。実際は☆3くらいの位置づけに好みで移ってもおかしくないかもしれんけど。


閃乱カグラ
面白さ・・・?
期待度・・・☆☆
観てたら寝落ちしました。期待度☆2つは乳首を表しています。


そして、1話を見逃したため、観る予定だったが評価対象外となったのが
ジョジョ
寄宿学校のジュリエット
です。どこにも観れる場所がないので地上波で2話から追う予定です。1話観れるとこあったら教えてください。


最後になりますが、長々と書いたものの、僕個人としては「視聴者の数だけ覇権あり」だと思っています。なので、皆さんも面白いアニメや、このアニメのここがいい!などという話題をどんどん発信していってもらえると嬉しいです。僕も皆のそういうのが見たいので!


それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。